Beautiful Blues

Glorious summer day!

I held an Indigo workshop for a young talented artist, Connie.
Her paintings are astonishing.
She is one of the prize winners of Black Swan Arts Young Open 2016.
The winners were given one-to-one workshop with a professional artist or craftspeople as a part of their prize.

It was a perfect day for indigo dyeing.

indigo workshop_0

After the workshop I dyed my yarn as well.
I had series of beautiful blues and green, onion orange over-dyed with indigo.

blues

Connie is form Hong Kong. She wants to carry on her study here.
She is a great artist already but there are still a lot to learn.
Good luck Connie!

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日本滞在記 その1 続々々 Japan Trip Story 1—

「日本の色」というと「渋い色」であったり、「淡い中間色」というイメージがつよいようですが、歌舞伎や能の衣装、また友禅染めに見られるようにはっきりした強い色も数多く含まれます。またその色の種類もとても豊富です。

墨絵に見る黒白の美学とか、渋い灰色や茶色を好む「侘び寂び」の美学ということは、日本の伝統的な色彩文化のうちのある一方の観点にすぎない(「虹色どろぼう:染司よしおかの植物染」より)

kimono(左から 歌舞伎衣装 文化デジタルライブラリー 歌舞伎の衣装 女方
池田家伝来の能装束「紅茶浅葱段松皮菱繋風景模様唐織」=林原美術館蔵
加賀友禅伝統産業会館資料 より)

Often subtle colours are mentioned as the characteristic Japanese colours but they are not only colours. You also find some vivid and strong colours in Kabuki or Noh costumes, or kimono patterns. The colours are very rich.

化学染料などなかった時代、色は植物、鉱物といった自然界にあるものから得ていました。日本の伝統色、色名も、草木染めと深く関わっています。
ただ昔ながらの方法で染めたものはなかなか手に入りにくくなっています。原材料の確保、量産性の低さ、といろいろ昨今の流通システムに載せるには不向きな点があります。
植物染料で染められる「あか」のパレットと化学染料のそれとは同じではありません。個人的には植物染料の色目の方が好きです。ブラジルウッドの赤は「綺麗」だと感じるのですが、ポストの赤はどう使えばいいのかまごつきます。
自然染織家の伊豆蔵さんがよく「自然からいただく色」と表現されますが、それが自分の中にすんなりと取り込める理由かもしれません。
化学染料で植物染料に近い色を出すことは可能ですが、色素を足し算する過程で彩度が落ちることがままあります。

Before the chemical dyeing method was introduced, all colours came from natural resources.  We still enjoy these colours dyed with natural materials, but ‘natural dyeing’ method is rather difficult to apply to the manufacturing or marketing system today.
Personally I like natural dyeing colour pallets. They are very rich, deep, and beautiful. They are the great gift from our Nature.

今回の旅で京都に工房のあるカワバタプリントさんにおじゃましました。こちらで工学博士の木村先生との共同開発で生まれた「新万葉染め」についてお話を伺いました。
最近よく「化学」と「アート」のコラボレーションが話題になりますが、「新万葉染め」もそうしたプロジェクトから生まれました。
(「新万葉染め」についてはこちらからどうぞ http://www.kawabataprint.com/dyeing/)

I visited Kawabata Print in Kyoto. They developed the new natural dyeing method, “Shin Manyo-some”. It’s a ‘Art’ and ‘Science’ collaboration  project.It introduces some beneficial developments in natural dyeing method;

  • Less dye material
  • Less time
  • Mixing colours
  • Applying to the repeated products
    and more

カワバタプリントさんのご好意で「マリーゴールド」、「インドアカネ」、「ログウッド」の3種類の染料を少量わけていただきました。
早速「マリーゴールド」と「インドアカネ」で紙糸を染めてみました。

manyo写真は左から
「マリーゴールド 10%」、「インドアカネ10%」、「マリーゴールド5%+インドアカネ5%」、「マリーゴールド7%+インドアカネ3%」、「マリーゴールド2%+インドアカネ8%」
1. marigold 10%  2. indian madder 10%  3. marigold 5% + indian madder 5%  4. marigold 7% + indian madder 3%  5. marigold 2% + indian madder 8%
(all dye powders are produced by Kawabata Print)

アルミで先媒染後それぞれの染液で染めました。媒染に1時間、染めに1時間。通常は染液を取るために原料を煮出す必要がありますが、今回は鍋に沸かした湯にいただいた粉末状の染料をよく溶かし、媒染処理した糸を入れるだけ。2種類の染料をあわせるのも化学染料のときと同じように、それぞれを計量してあわせればよく、とても簡単。数時間の作業で5種類の色を染めることができました。

Alum mordantAdd powders to the water and dissolve, simmering 1 hour
Mixing two powder to get different shades of colour

マリーゴールドの力が強いのか、紙糸との相性が良かったのかわかりませんが、染液に浸けたすぐから色が入り、10%しか染料を使わなかったにも関わらずご覧のような黄色がとれました。(写真の色は実際の色と若干異なります)
昔の黄八丈の黄色はこんな色だったのかな?
茜はもう少し染料を増やした方が良さそうです。ちょっと弱いですね。

The colour from marigold is very strong. The yarn grabbed the colour very quickly and was dyed very well. 10% of dye material is very small quantity in natural dyeing method.You can use this method for printing too.

「もう少し濃い/薄い色を」とか色重ねが以前よりずっと気軽にできるのは嬉しいですね。染めた後の残液は底に多少の澱が残る程度でそのまま排水溝にながしても気になりません。
カワバタプリントさんでは新万葉染めでプリントもしています。
この方法を伺って来ようと思っていたのに迂闊にも忘れてしまいました。残念!!!

今はこの方法で染めた商品は購入できるのですが、染料そのものは販売されていません。早く染料が簡単に手に入り、色数も増えれくれるといいにですが。
川端社長、宜しくお願いします!

At the moment they don’t sell the dye powder, just sell the products dyed with this method. Neither they have opened up the method.
I’m waiting their further development to get easy access to the method and more choice of colours.

 

日本滞在記 その1続 Japan Trip Story 1-

日本滞在記 その1でアップした「色」。お楽しみいただけましたか?

Hope you enjoyed “Colours” I showed on my previous posts.

今回は「紫」と題する映画を中心に草木染に関する話題をお届けします。

This time I will talk about the film “Murasaki – purple” and some more about ‘natural dyeing’ or ‘plants dye’.

murasaki日本の染色界の第一人者のお一人である吉岡幸雄さんが監修された映画「紫」が渋谷の小さな映画館で上映されていました。
(吉岡さんに関することはこちらのURLからどうぞ http://www.sachio-yoshioka.com/)

「紫」-吉岡さんの一番好きな色だそうです。なぜ「紫」?染色家にとって一番難しい色だからお好きなのだそうです。
吉岡さんとその工房で長年色を創りつづけていらっしゃる福田さん、この工房から生まれる色の数々は凛としてこころを洗われるものばかりです。
(http://www.sachio-yoshioka.com/gallery/genji.html - 「源氏物語の色辞典」どんな色?と思われた方はこちらでどうぞ)

“Murasaki – purple” is filmed  under the editorship of Mr. Sachio Yoshioka, one of respected Japanese dyers. The title comes form his most favourite colour. Why  Purple? Because it’s the most difficult colour to create for dyers, he mentioned.
The colours born at his studio are very exquisite. Please visit the site above to see their wonderful colours.

この映画の中から耳に残った言葉をいくつかご紹介します。
・「自然を征服しようとするのでなく、自然と対話する」
・「ありがたい」と思う気持ちを大切に
・伝統文化の継承
・伝統文化の中にある豊かな色、色彩
・淡い色の中にもある「いろのかさなり」
・自然が手本、自然に問う、自然を取り入れる
晴れ着と普段着
・工夫
・ゆっくり、ゆっくり、繰り返し

In this film Mr. Yoshioka emphasized to communicate and live with ‘nature’ and do not forget to “thank”.
‘Slow’, ‘steady’ and ‘repeat’, this is another way for your life.

ー 草木染編 その2に続く continued